本日は、底冷えの原因と、Air断住宅でその原因を根本から解消する仕組みについてご説明します。
C値0.1なのに底冷えする家
業界関係者も驚くC値をたたき出した自慢の高気密住宅。
しかし、廊下や脱衣所などあちこちで底冷えが発生しました。
なぜ業界最高水準の超高気密住宅で底冷えが発生するのか。
その発生メカニズムと、エア断が底冷えを回避する仕組みを解説します。
底冷えはコールドドラフト現象で発生する
この底冷えの主な原因は「コールドドラフト現象」と呼ばれる冷気による下降気流で、気密性能とは無関係に発生するものです。
つまり、どれだけ気密性をアップさせても底冷えを回避することはできないのです。
①まず、冬季に建物内部のサッシやガラスなどが外部の寒冷な気温に触れ、これらの表面が急速に冷えます。
②冷えたサッシやガラスに接触した室内の空気は、急激に冷やされ下降気流となり、床に向かって下がります。
③下降気流として床に到達した冷たい空気は、そのまま一面に広がり、室内の低い位置で底冷えを引き起こします。
④そして床一面に広がった底冷えの空気層は、暖気と混ざり合うことなく逆に暖気をはね返します。
温度の違う空気は混ざりにくいという空気の性質によるものです。
このメカニズムからもわかる通り、底冷えはサッシやガラス、壁から来ています。
そのため、基礎断熱をどれだけ行っても、それだけ気密性を高めても、底冷えを解消することにはつながらないのです。
コールドドラフト解消する方法
Air断はこのコールドドラフト現象で発生する下降気流を、壁に取り付けた換気扇で通気層へと吸い出します。
冷たい空気を直接吸い出すことで、床を覆ったり、サッシやガラスを覆う下降気流がなくなります。
床に届いた暖気は床を温めるので、底冷えの解消につながります。
Air断住宅の実例
Air断住宅で実際に計測した温度です。
窓の外の温度計は6.2℃を示しています。
しかし、窓のすぐ内側に置いた温度計が示す温度は24.1℃です。
温度が下がりやすい窓際でも、22℃以上を保つAir断住宅。
北海道にもモデルハウスでも、外気温が-18℃の日でも、エアコン1台で室内温度を24℃にキープしています。
ご興味をいただけましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください
全国にモデルハウスもございます。
見学、宿泊体験も可能ですので、ぜひこちらよりお申し込みください。
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